中性脂肪とは

中性脂肪とは

よく健康診断の検査項目にある中性脂肪とは、酸性でもアルカリ性でもない、「中性」の性質をもった脂肪のことです。大きくトリグリセリド(TG)とコレステロールエステルの2種類に分けられますが、後者は微量なので、もっぱらトリグリセリドと同一視されています。

 

中性脂肪とは、人間が日々活動する際のエネルギー源となる脂肪ですから、なくても困ります。
普段は体脂肪として貯蔵され、必要に応じて分解され、エネルギーに変換されます。
人間に都合の良い貯金のようなものですが、お金と違うのは、脂肪のストックが過剰になると、健康に悪影響が出てくる点です。

飽食の時代で「悪玉」扱い?

生化学的にいうと、中性脂肪とは、食事で摂取した糖質と脂質が分解・吸収させ、合成されたもので、長期的には脂肪細胞に貯蔵されるものです。
エネルギー変換効率はすこぶる優秀で、糖質由来のエネルギーが1g4kcalなのに対し、中性脂肪では1g9kcalに上ります。
人体のこうした仕組みは、人類の歴史の殆んどが飢餓との戦いであったために、生命維持の機能として完成されたと考えられています。
ですが、飽食の時代となった現代にあっては、肥満や代謝異常の温床となり、中性脂肪とは、健康を脅かす元凶として悪者扱いされるに至っています。

中性脂肪値は低すぎても困る

そうはいっても、中性脂肪とは、体温が逃げるのを防ぐ保温効果や、内臓を外からの衝撃から守るクッションの役割も果たす、重要な脂肪でもあります。
全くなくて良い訳ではなく、数値が低すぎてもよくありません。

 

中性脂肪が増えすぎる原因は、簡潔に言えば、食べ過ぎ・飲み過ぎに運動不足です。
余分な脂肪を放置していれば、メタボはもちろん、動脈硬化、糖尿病など数々の生活習慣病の原因になります。

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